擬人化膵臓のこと
膵臓についてちょっと語っていきます。
あと、国語苦手なので文法変かもしれないですが、ご了承ください。
膵臓は少し変わった臓器でして、外分泌腺と内分泌腺を併せ持つ唯一の臓器です(多分)。
全く異なる機能を併せ持つことから、長編では《二面性》を意識して描いていきました。
ウチの擬人化シリーズでは【膵内分泌】という男の子キャラと、【膵外分泌】という女傑キャラと分けて描いています。でも同一人物設定です。
『胎性群青』を描くときに、「普段は内分泌だけど、一定条件下で変身して外分泌になる」という設定を作りました。
あと、『備忘録』時点では膵内分泌がおっとり系キャラとしてデザインしていたのですが、長編のネームを描く際、二面性を意識した時に何か違うなと思い、『胎性群青』のキャラ像になりました。わかりやすくトラブルメーカーキャラです(笑)
膵内分泌自体、インスリンとグルカゴンという作用が正反対のホルモンを作りだしていることから、彼自体にもギャップを作ろうと心がけました。
「いつもニコニコヘラヘラしているわりに、気に入らないことがあると結構な勢いでキレるし拗ねる」
「お調子者な性格だけど、たまに弱気になったり判断に迷ってしまう」
劇中キャラで最も喜怒哀楽が激しく分かりやすい性格だったので、すごく描きやすかったです(笑)すごくよく動いてくれて、物語を動かしてくれました、ありがとう膵臓くん!
膵臓くん(膵内分泌)は、正義感が強く、自らを「消化器のリーダー」と名乗る場面があります。
これにはいくつかわけがあって、
- 血糖コントロールを担っていることから、チームの統制をする者に。
- 解剖学的に、わりと同体の真ん中に存在しているので、中心人物に。
こんな感じの理由です。
因みに膵臓くんのエビフライみたいな三つ編みは、膵尾部を表現しています。内分泌線は膵尾部に多いそうなので。
続いて、膵外分泌について。
豪快な女傑キャラなんですが、バトルシーンもなく、ほぼギャグ要因(笑)
(まあ、バトル漫画じゃないしコレ…強いキャラがバトってもあまり盛り上がらないし)
彼女は登場からずっとボケ通しなので、登場最後のコマの「ああ、思春期か」というモノローグのシーンでグッと話を引き締めてくれたと思います。
これも二面性を意識しています。他人の話を何にも聞いて無いようで、実はよく観察している、という…。
物に触れると、触れたものを溶かす能力があります。
両キャラに言える事なんですが、武器に球体が装飾してあります。
前編の膵臓君の弓には付いてないんですけど(すみません、マイナーチェンジ多くて…)、後編を描くときに、核から作り出されたタンパク(酵素などを含む)ということを表現したくて球体を付けました。核のつもりです。
ざっくり、膵臓に関してはこんな感じです。
膵臓君は第三の男!みたいなキャラなので、主人公みたいなハツラツとした性格だけど主人公ではないのです。
ブログでの解説、毎日更新厳しいので、休みの日に更新していこうと思います。日曜日とか。